頚椎症性神経根症

症状

中年~高齢の人で首から肩・腕の痛みが生じます。腕や手指のしびれや力の入りにくさが出現することもあります。

原因

加齢により頚椎の椎間板の膨隆・骨のとげの形成などの変化によって、脊髄から腕の方に分かれていく「神経根」が圧迫されたり刺激されたりすることにより起こります。

診断方法

診察上、腕や手のしびれ・痛みがあり、X線(レントゲン)で頚椎症性変化を認めた場合、MRIで神経根の圧迫を確認し診断します。

治療法

頚椎への負担の軽減、薬物療法(消炎鎮痛薬、神経疼痛治療薬など)を行います。内服で効果乏しい場合や疼痛が強い場合にはブロック注射も併用します。筋力低下が著しい場合や、強い痛みで仕事や日常生活が障害されている場合は、手術的治療を行う場合もあります。