変形性膝関節症

症状

初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時に痛みが出現します。徐々に正座や階段の昇降が困難となったり、歩行時にずっと痛みが出たりするようになります。膝の曲げ伸ばしも制限され、外見上も変形(O脚が多い)がわかるようになります。
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原因

原因は関節軟骨の老化によることが多く、使いすぎや肥満なども関与しています。また骨折や半月板損傷などの後遺症として発症することもあります。

診断方法

診察では膝の動きの範囲や痛みの部位、腫れやO脚変形などの有無を調べ、X線(レントゲン)検査で診断します。必要によりMRIで精密検査をします。

治療法

症状に応じて痛み止めの内服薬や、膝関節内にヒアルロン酸の注射などをします。また大腿四頭筋強化訓練、関節可動域改善訓練などのリハビリを行います。予防として体重のコントロールや膝の負担軽減も重要となります。
このような治療でも治らず日常生活に支障をきたしている場合には手術治療も検討します。手術には骨切り術(骨を切って変形を矯正する)、人工膝関節置換術があります。