石灰沈着性腱板炎

症状

特に誘因もなく、突然肩の強い痛みが出現します。肩をほとんど動かすことができず、夜も寝れないことが多いです。

原因

肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じる事によって起こる肩の疼痛・運動制限です。

診断方法

痛みのため全く肩を動かせない場合、この疾患を疑い、X線(レントゲン)撮影によって腱板部分に石灰沈着があるかどうか、超音波検査で石灰部に急性炎症が生じているかを確認します。

治療法

ほとんどの場合、保存療法で軽快します。消炎鎮痛剤の内服、水溶性副腎皮質ホルモンと局所麻酔剤の注射などが有効です。