痛風
症状
特にケガなどもなく、足の親指のつけ根が赤く腫れて痛みが出ます。足の親指のつけ根以外に、足関節、足の甲、アキレス腱のつけ根、膝関節、手関節にも激痛発作が起こることがあります。
原因
血液中の尿酸値が上昇(高尿酸血症)し、関節内に尿酸塩結晶が生じます。これを白血球が処理する際、痛風発作(急性関節炎)が発症します。
腎臓から尿酸を排出する機能が低下したり、暴飲・暴食、肥満、激しい運動などが高尿酸血症の原因になると考えられています。
診断方法
レントゲン、超音波検査で関節炎があるかどうかを確認します。
検診などで尿酸値が高いと指摘されてことがある方は痛風発作の可能性が高いです。
治療法
痛風発作時の治療には、消炎鎮痛薬を用います。痛みが強い場合には入ステロイド関節内注射も効果があります。
痛風発作が治まってから、尿酸値をコントロールする薬を長期間服用します。定期的に採血を行い、尿酸値が適正にコントロールされているかを確認します。
食生活の見直しや体重コントロールも重要です。