肩関節周囲炎(五十肩)

症状

肩関節を動かすときに痛みが出現し、整髪や、服の着替えが不都合となります。肩を動かせる範囲にも制限が出現します。また、夜に痛みで寝れなかったり、寝返りのときに痛みで目が覚めたりすることがあります。

原因

加齢に伴い肩関節を構成している骨・軟骨・靱帯・腱など関節周囲の組織に炎症が起こることによって生じると考えられています。

診断方法

診察で肩の動きや痛みの出方をみます。X線(レントゲン)検査や超音波検査、MRIで石灰や骨の変形、軟骨のすり減り、腱板損傷などが他の疾患がないか確認をします。

治療法

痛みが強い時期(急性期)は安静、消炎鎮痛薬の内服や注射で痛みの軽減を行います。またリハビリで可動域の改善・痛みの軽減を行います。治療は数ヶ月以上要することが多く、放置しておくと肩の動きが悪いまま(拘縮肩)となることもあるので注意が必要です。